レポート前書き
福原愛選手 吉田海偉選手
全日本選手権、今日開幕!!
本日より、ついに全日本選手権(一般・ジュニア)が、東京体育館にて始まります。
今年は昨年以上に見所がたくさん!!まず男子の目玉と言えば、
全日本初挑戦となる吉田海偉選手(日産自動車)です。
東京選手権、ビッグトーナメント、全日本社会人と立て続けに優勝で、今や国内では敵なし。
そして注目の一戦が、双方順調に勝ちあがれば15日(土)にベスト8決定戦で 対戦となる、
吉田選手vsカットマン・松下浩二選手(ミキハウス)!! 
吉田選手の豪打が炸裂するのか?それとも松下選手の華麗なカットが舞うのか、
この一戦は絶対見逃がせません!
女子はやっぱり「愛ちゃん」こと福原選手の活躍に注目。
この1年間でさらに実力をつけた愛ちゃん、今年はシングルス優勝も夢じゃない。
今日は、ドイツで腕を磨く青森大の坂本竜介選手と組む混合ダブルスに出場。初日から目が離せません!!
今年の全日本は本当に面白くなりそうです。みなさんも東京体育館へレッツゴー!!

11日の予定:
13時〜 開会式
14時〜 男子ダブルス・女子ダブルス・混合ダブルス(各1・2回戦)

写真提供(卓球王国)

Today's福原愛
福原愛福原愛
福原愛福原愛
福原愛福原愛
坂本竜介(青森大)・福原愛(ミキハウスJSC青森)ペアが初戦を突破!

福原選手の今年最初の公式戦となったこの試合。注目度は高く、やはりコート脇には
各種マスコミが陣取っての試合となりました。
福原が厳しいコースを突き、坂本がダイナミックな両ハンドドライブで決める、
というお約束通りの試合展開で、2ゲームを難なく連取。
3ゲーム目は村上の速攻が冴え、10-8とリードを奪われるも慌てずに挽回、4本連取でストレート勝ち。
試合後の記者会見で、「良かった点と悪かった点は?」の問いに、「両方とも特にないです」。
「初夢は?」の問いには「レシーブ練習をしていました」との答えで、会見場は笑いに包まれた。
無難なスタートを切った福原選手、明日からの試合に期待!
坂本・福原 2、7、10 村上(熊本学園大)・増田(NEC九州)

写真提供(卓球王国)

試合速報
真田・西飯ペア 高木和・水谷ペア
真田・西飯ペア(左)/高木和・水谷ペア(右)

真田・西飯ペア敗れる!
 混合ダブルスの外シード選手が登場する2回戦、早くも波乱があった。
一昨年の全日本準優勝の実力派ペア、真田浩二・西飯由香組(協和発酵・健勝苑)が
まさかの初戦敗退を喫したのだ。
 この番狂わせを演じたのは、クラブチームの強豪・MD相模の阿部稔・島村美恵ペア。
阿部のブロックが真田の強ドライブを幾度となくはね返し、島村のナックルカットが相手のミスを誘った。
2−2で迎えた最終セットは追い上げられたが、10−9のマッチポイントから阿部のストップがネットイン、
真田も懸命に拾ったが、無情にも審判からツーバウンドのコール。
真田・西飯組にとっては無念の幕切れとなった。

期待の若手、高木和水谷ペア、強し!
 男子ダブルスでは、日本卓球界期待の若手ペア、高木和卓(青森山田高1年)・水谷隼(青森山田中3年)が登場。1回戦は永石・石井(永石スポーツ・福博印刷)にストレートで勝利、続く2回戦も田中・白神俊(中央大)に5、-8、7、8で快勝。
両ハンドの早い攻めのドライブが冴え渡る高木和、天性の打球センスでボールを自在に操る水谷。
シニアのトップ選手と比べて遜色ない技術力を持つ2人のペアだけに、上位進出が期待できそうだ。

写真提供(卓球王国)

大会情報
スクリーンでの過去の優勝者紹介 平野早矢香選手が皇后杯を大林日卓協会長に返還
スクリーンでの過去の優勝者紹介(左)/平野早矢香選手が皇后杯を大林日卓協会長に返還(右)

 全日本選手権の開会式を直前に控え、緊張感高まる場内で第5回「日本卓球人賞」 の発表が行われた。
選手大賞は平野早矢香(ミキハウス)
昨年1月の全日本選手権で初優勝を飾り、2月のジャパントップ12でも優勝。
世界選手権の団体メンバーとしても日本女子チームの3位入賞に貢献した。
指導者賞は松井彊氏(元桜丘高監督)
今年3月に勇退される松井氏は桜丘高を男女とも全国優勝に導き、67年世界チャンピオンの深津尚子、松下浩二・雄二の松下兄弟を育てた名伯楽として有名。
これが全日本の皇后杯これが全日本の優勝杯
その他の受賞者は以下の通り。
●特別奨励賞:大貫重雄氏(城山クラブジュニア監督)
●メディア賞:中村精吾氏(元共同通信社常務理事)
●特別貢献賞:水村治男氏(元富士短期大監督)
●激励賞:西村卓二氏日本代表女子監督)

 なお、選手大賞と指導者賞に贈られるトロフィーは、京都在住の陶芸家・近藤高広氏の制作によるもの。近藤氏は実業団の強豪・協和発酵でも活躍した名選手。

 そして、過去の優勝者がスクリーンにスライドショーで紹介された後に、いよいよスタートした開会式。
各ブロックの選手たちはスタンドに地域ごとに着席して行われ、北から南までの選手、審判団が紹介された。
選手宣誓は前年度優勝の偉関・平野両選手。2人声を揃えて、また途中でひとりづつ歯切れ良い宣誓の言葉を述べ、平成16年度全日本卓球選手権は開幕した。
スクリーンでの過去の優勝者紹介 平野早矢香選手が皇后杯を大林日卓協会長に返還
日卓協や各メディアが、ネットを利用して報道(左)/関東学連の役員たちが、試合進行表示を行う(右)

写真提供(卓球王国)

選手情報
愛媛代表ダブルス(細田晋二・有田朱里) 石川佳純選手
愛媛代表ダブルス(左)/石川佳純選手(右)

愛媛県代表ダブルスも奮闘したぞ
 混合ダブルス1回戦に、ジャスポの地元愛媛県代表の細田晋二(KSC)・有田朱里(今治西中)が登場。
有田さんは中学生での出場です。残念ながら篠原拓郎 (法政大) ・樽見緑(専修大)に0-3で敗戦。

石川選手、大健闘
 これまでに多くの名選手を生んだ山口県。
その山口県に、いま卓球関係者の熱い注目を集めるひとりの女子選手がいます。
山口ジュニアクラブ所属の石川佳純選手です。
 昨年は大会最年少の10歳で混合ダブルスに出場、惜しくも初戦で敗退しましたが、
今年は見事1回戦で鷲峰・内田組(福岡大)に勝利し、「両親が福岡大出身なので、相手のことは
よく知っていたけど、すごく緊張した!」とコメント。
2回戦でも第1シードの下山・武田組に1−3で敗れたものの、堂々たる戦いぶり。
テレビカメラも見守る中、タイミングの早いツッツキ・フリックで、下山選手から
たびたびミスを誘う場面が見られました。
 日本卓球協会の前原正浩氏も注目する11歳のキュートなサウスポー、石川選手の成長に注目です!

混合ダブルス
1回戦 ○石川・末貞(日本製紙) 10、8、9  鷲峰・内田(福岡大)●
2回戦 ●石川・末貞 -8、-10、9、ー10 下山・武田(早稲田大・チームマツシタ)○


時吉兄妹対決!
全日学準優勝の時吉(佑)が、混合ダブルス2回戦で兄妹対決!
第一ゲームを落としたものの、兄のペアが貫禄の勝利。
○時吉佑一(早稲田大)・加藤美奈(東京富士大)
-8、8、7、3
片山俊樹(愛知工大)・時吉美樹(愛み大瑞穂高)●

写真提供(卓球王国)
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