ラバー重量測定
クーガ(パッケージ) クーガ(カット前のラバー)
クーガ(黒極厚)
重量を測ってみました。パッケージから出したばかりの重量は写真(右)のとおり。

カット前→カット後の重量は下記のとおりでした。
●黒極厚『64g』→『43g』

開封前のラバー重量は次のとおり。
●極厚黒(90/90/91/92/95g)
●厚黒(88/89/91g)
●中厚黒(87/87g)
●中黒(83g/84g)
●薄黒(77g)
※パッケージ(紙)にも重量差がございます。
※上記の重量はレポート作成時に測定した値になります。
パッケージの仕様変更により、現在製造している商品との重量に差が出る場合もございます。

スポンジの特徴
クーガ(スポンジ)クーガ(スポンジ)クーガ(スポンジ)クーガ(スポンジ)クーガ(スポンジ)クーガ(スポンジ)
クーガ(黒極厚)
今回のレポートでツッコミどころといえば「スポンジの特徴」でしょう(^-^)
このスポンジの色を見てくださいよ。
素材の関係で黒のトップシートしか製造できないとのこと、もちろんスポンジも「黒(灰色)」です。
感触も他のスポンジとは何かが違う。
文章での表現が難しいのですが、キメ細やかでいて、若干柔らかく、ザラっとしている。
なんとも正反対の言葉でしか表現できない(^_^;
ただ、今まで触ってきたスポンジとは違う何かを感じるなぁ。
次はグルー効果についてレポートしてみよう!

グルー効果
Before(グルーイング前) After(1回目)
Before(2回目) After(3回目)
クーガ(黒極厚)
この灰色スポンジのイメージとしてグルーが浸透するのかと心配したのですが、普通のスポンジと変わりなくグルー効果が得られました。

グルーイング回数による変化
1回目はペタッと水平になり
2回目で若干膨張
3回目に高い膨張が見られます。
沢山塗ると一味違うクーガに変身しそう(^-^)
※使用グルー(エコロエフェクト)

しかし、このスポンジはカッコイイよなぁ〜。
久しぶりにカッコイイと思えるラバーだな。
ジャスポくらいになると実力よりも見た目を重視するんだよね(実力がないからじゃないのか!)
クレアンガカーボンにクーガ貼ったらカッコイイだろうな。サーブの構えでチラッと見える灰色のスポンジィ、うんイイね!

トップシート
クーガ(トップシート)クーガ(トップシート)クーガ(トップシート)クーガ(トップシート)クーガ(トップシート)クーガ(トップシート)
クーガ(黒極厚)
JUICの高弾性ラバー「バリテス」のようなトップシートをしています。
バリテスやハモンドのように、スピードを最重視しているラバーに見られる特徴がありますね。
ドライブ時に強烈な回転が掛かりそうだなぁ。
トップシートにもナノテクノロジーを採用しているということなので、どんな打球が飛んでいくのか楽しみです(^-^)

さっきも書いたけど、このラバーはカッコイイよ。
トップシートの黒とスポンジの灰色が物静かな男のラバーって感じだなぁ・・・。
「自分、不器用ですから」な〜んて、言いたくなっちゃう?!(若い子はしらないだろうな(苦笑))

ジャスポ最終結論

さぁ、いよいよJUICクーガの登場です。卓球業界で初のナノテクノロジーを採用した最先端ラバーです。
グルー禁止でスピード減が心配されるなか、テンションを超えるラバーと成長するかどうか?!
メーカー希望小売価格も強気の5,000円!狙いはButterflyブライスなのか?
同じ価格帯であればブライスと同等、イヤ!それ以上のパフォーマンスを発揮して欲しい(^-^)

■ナノマテリアルって一体なに?
ナノマテリアルとは、カーボンやチタンといった“素材の名前”です。
そして、ナノマテリアルの特徴は“粒子が細かい”ということです。
簡単にいうと、「今まで素材の粒子が1個しか入らなかった場所に、ナノマテリアルは10個入る」と、
いうわけなんです。
ボールの接地面積を想像してください。
沢山の素材(10個の力)、少ない素材(1個の力)どちらが強いかという理屈です。
そして、ナノマテリアルもう1つのポイントは耐久性が向上しているということ。(理屈は一緒です)

パフォーマンス+耐久性がアップして、トップラバーの仲間入りを果たすことになるのか?!
近日中に試打を行い最終結論をだします。(2005/7/7)

ジャスポの最終結論
使用したラケットはJUICチタニウムターボです。
Butterflyプリモラッツカーボンの打球感をソフトにしたようなラケットです。
グルーイング1回で使用しました。

ファーストインプレッション
ボールを包み込むような独特の打球感があります。これがナノマテリアルの効果(特徴)なのかな?!
ドライブ時のスピード感は◎、相手コートでの伸びが特に良い印象を受けました。

ドライブのスピード・回転量・コントロール性について
初回使用時はラバーに馴染んでいない、と、いうこともあり、使いこなすのが難しかったのですが、
2回目使用時には、スピード・カーブ・ループと色々なドライブがやり易いと感じました。
対戦相手からの感想は、「真鍋さん(ジャスポ)のボールは、スピードはないけどパワーがある」とのこと、
確かに・・・体が重たくてスピードあるボールを打つことはできないけど、
パワーがあるというのは嬉しい(^-^) きっと回転量が豊富だということでしょう。
自分自身では、クーガでドライブを打っても、そんなに回転が掛かっている感じがしないのですが、
やっぱり相手が受ける印象は違うようです。
ドライブ時にもボールを包み込む感じがあり、打球感がしっとりとしている。
なんとも表現が難しいのですが、ドライブ時にも独特の打球感がありました。

サービスのスピード・回転量・コントロール性について
クーガはロング、ショートどちらのサービスも非常にやりやすいように感じます。やはり硬すぎず柔らか過ぎないというのがオールマイティーな操作性を支えているようです。
回転量は自分の想像よりも多いと思います。しっかり斬っているのに、あまり回転がないような感じがする。しかし、相手に聞いてみると十分な回転量があるという。どうもシートから手に伝わってくる感触がジャスポの感覚にマッチしていないようで、自分では斬れていないと思って、もっと斬ろうと力みが出てしまう。しかし、十分な回転があることが良く解った。・

ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
ジャスポが気に入ったのは前陣でのブロックです。
ここまで何度も書きましたが“ボールをしっとり包み込む感触”という表現ですが、
ブロック時は顕著に現れます。
決して“球持ちが良い”“食い込んでくる”、と、いう訳ではないのです。
自分の意思が伝わりやすいというか、強く止める、弱く止める、横へ逃がす、自在性を持たせやすい
感じがするのです。
ツッツキやストップでは、ボールが飛びすぎる、浮いてしまうことも無く、完成度の高い印象を受けました。

こんな貴方にお奨めしちゃう
熟練プレーヤーにお奨めしたい1枚です。
自分自身の力(技術)でスピード・スピンをコントロールできる人が使用すれば、
より高いパフォーマンスを発揮してくれるのではないでしょうか。
ジャスポはスピードボールを打つことが体力的に難しいので、スイングスピードに「自信有り」という上級プレーヤーが使用するところを見たいと個人的に思います(^_^;
他のラバーから乗り換えるのであれば、ハモンドやバリテスを使用している選手には、
使いやすい感じがあると思いますが、スレイバー系の高弾性を使用する選手には
感覚が合わないかもしれません。
最後は、『見た目』を重視する貴方に(笑)スポンジの色がカッコいいモンね(^0^)!(2005/7/18)

クーガ(黒極厚)はこちらのページから購入可能です。