ジャスポ最終結論

ジャスポの最終結論
使用したラケットはクリッパーウッド(STIGA)です。
木材ラケットでは最高級の攻撃力と木材ならではの扱いやすさを両立させたラケットです。
ボールにもっと威力は出したいが、特殊素材は苦手だという攻撃重視のハードヒッターにオススメの一本です。


はじめに
ヨーラのラバーというと、エナジーシリーズやマンボGPのように
「バランスの取れた使いやすいラバー」というイメージがあります。
エクスプレスシリーズは、そのような使いやすさに加え+αの攻撃力に期待が持てるラバーです。
エクスプレス1は硬質スポンジを搭載しており、その名の通り、快速プレーが期待できます。


ドライブのスピード・回転量・コントロール性について
硬質スポンジ搭載ということで、打球音は・・・。

カーン!

甲高い金属音!とまではいきませんが、ドイツ系テンションラバーとして標準的な音は鳴ると思います。

シートの引っかかりはエナジーシリーズよりも良いような気がします。
そのため、しっかり体重をのせてドライブを打つと
スピード+回転のかかった重いドライブ
を打つことができます!
やはり、これまでのヨーラテンションラバーの中では、
最高峰の攻撃力を持っていることは間違いありません!!

印象としては、、、
ティバーの大ヒットラバー「ニンバスシリーズ」を
パワーアップさせた
ようなラバーだと思います。

攻撃力+使いやすさ=安定感のある破壊力といったようなラバーです。

ただし、これまでのラバーに比べ、スポンジが硬質であるため、
「使いやすい」とは言え、パワーは必要です。

ラバーに十分なパワーが伝わらなければ、棒玉となり、オーバーミス連発です。
また、これまでのドイツ系テンションラバーに比べ、球離れが早いような気がします。

このこともあり、中途半端なボールを打つと、かなりミスをしてしまいました。
エクスプレス1よりもスポンジが硬質なロクソン500PROよりも球離れが早い気がします(なぜだろう)。

そのためか、フラットに打つスマッシュの威力と安定感は特筆ものでした。
ノータッチで相手を抜き去る快感を味わうことができます。

 威力もじゃじゃ馬ぶりも、ヨーラでナンバー1でしょう。


ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
シートには十分な引っ掛かりがあるので、
ツッツキはしっかりと切ることができます。

ただし、玉離れが早いので、しっかり切るには技術が必要です。
また、弾性が高く玉離れが早いので、どうしてもボールが長くなりがちなため、
コントロールには慣れが必要です。

もちろん、弾性が高いので、角度調節や、「力を抜く」技術は必須です。

ストップも特に問題ありませんでした。
やはり、弾性が高いのでその点だけ注意しておきましょう。

ブロックの感覚は良かったです。
しっかり角度を作って押し返してやると、カウンター気味のブロックがズバズバ決まります。


サービス・レシーブのスピード・回転量・コントロール性について
薄く当てれば十分な回転の掛かったサービスが出せるし、
厚く当てれば回転+スピードの乗ったサービスを出すことができます。

ただし、ツッツキ同様、回転をかけるにはコツがいります。
力んでしまったり、厚く当てすぎてしまったりすると、
回転がほとんどかからないという、悲惨なことになってしまいます。

短いサービスを出すのには気を使いますので、しっかり練習しましょう!

レシーブではフリックと、ロングサービスに対する処理がやりやすかったです。


メリットについて
ラリー戦での強さと、スマッシュによる決定力が最大の魅力です。
特にハードヒッターの方が使用すると、
かなりの破壊力を手にすることができると思います。


デメリットについて
玉離れが早いので、十分な回転をかけるには、
それなりのパワーと技術が必要だと思います。


こんな貴方にお奨めしちゃう
中級以上の攻撃重視プレーヤーにオススメです。
特に、回転をかける技術に優れたパワーヒッターが使うと、
このラバーの持つ「快速」ぶりを発揮
することができると思います。
また、スマッシュなどのフラット系技術を得意とする人が使用すれば、
決定球の強さが大きな武器になってくれるでしょう。
これまでのドイツ系ラバーで、フラット系の技術にやりにくさを感じていた人にもお奨めです!
(2008/08/23)

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