ラバー重量測定
スレイバー・G2・FX(パッケージ) スレイバー・G2・FX(カット前のラバー)
スレイバー・G2・FX(赤厚)
重量を測ってみました。パッケージから出したばかりの重量は写真(右)のとおり。

カット前→カット後の重量は下記のとおりでした。
●赤厚『58g』→『41g』

開封前のラバー重量は次のとおり。
●MAX赤(80/83/83g)、黒(80/81/84g)
●特厚赤(84/84/84g)、黒(80/83/85g)
●厚赤(77/78/79g)、黒(77/78/81g)
●中赤(74/75/76g)、黒(74/75/75g)
●薄赤(70/72/72g)、黒(69/69/70g)
※パッケージ(紙)にも重量差がございます。
※上記の重量はレポート作成時に測定した値になります。
パッケージの仕様変更により、現在製造している商品との重量に差が出る場合もございます。

グルー効果
Before(グルーイング前) After(1回目)
Before(2回目) After(3回目)
スレイバー・G2・FX(赤厚)
G2・FXのグルー効果はヤバイです(^-^;;
スポンジは軟らかいのですが、ここまでグルー効果が高いとは思ってなかった。
マークV-XSやフュージョンの方が、スポンジが軟らかくてグルー効果が高そうに思えたが、G2・FXは写真のとおりですよ。
2回目で十分な膨張がありますからね〜。
これだけグルー効果が高いと、グルーの有り無しで相当な違いが生まれると思いますし、回数での弾き調整幅が広いと思います。
それにしても膨張域が広いですよね〜。

トップシート
スレイバー・G2・FX(トップシート)スレイバー・G2・FX(トップシート)スレイバー・G2・FX(トップシート)スレイバー・G2・FX(トップシート)スレイバー・G2・FX(トップシート)スレイバー・G2・FX(トップシート)
スレイバー・G2・FX(赤厚)
スレイバー・G2と同じトップシートであります。
スレイバーらしい打球感や放物線をそのまま残して、スピード・回転量をアップさせている。
この手のトップシートは多くのユーザーに支持されるタイプですよね(^_^)
全然関係のないお話ですが、今回の写真はカッコよく撮れたと思います。
たま〜に「レポートの写真は誰が撮ってるの?」と、質問されるのですが、実はジャスポが撮ってるんですよ(^-^)。

●トップシートの質感を他のラバーで例えるとこの質感はButterflyでしか出せないでしょう。
カタパルトやサーメットにも同じような質感が感じられます。しっとり系トップシートが好きな方は満足度が高いと思いますよ。

ジャスポ最終結論

スレイバー・G2・FXが登場しましたよ。
G2が好調なセールスを続けるなか、ソフトスポンジバージョン(FX)が登場!と、なると
来年秋ごろにはミディアムスポンジ(EL)が発売されちゃうのかな?と要らぬ推測をしてみました(^-^;
G2が、スレイバーらしさを残したまま、スピード・スピンの向上を成功させただけに、G2・FXには
更なる期待が持てますね。
レポート2「グルー効果」で触れましたが、このグルー効果が凄いでしょ?!
低音〜高音までカバーする音域の広いシンガーのように、グルー重ね塗りのたびに、
1オクターブ、2オクターブ、3、4・・・と、どこまでも反り返りそうです。
これだけ膨張すれば、放物線が特徴のスレイバーシリーズといえども、突き刺さるような
ドライブが炸裂しそうな予感(^_^)
近日中に試打を行い最終結論をだします。(2005/10/10)

■スレイバーシリーズについて
高弾性ラバーの代名詞として言われる「スレイバーシリーズ」
その特徴は、他メーカーでは真似のできない打球感と、ドライブ技術に最適な放物線が描けるということ。
昨年春にはシリーズ初のテンションラバー「スレイバー・G2」を発表しました。
テンションを搭載することで、特徴が薄れてしまうのではという懸念の声も聞こえていましたが、
見事、特長を残したまま、スピードとスピンを向上させ、一般ユーザーに受け入れられたようです。
2005年10月時点でスレイバー・G2を使用しているのは、チキータで知られるのコルベル選手(チェコ)や、
日本若手を引っ張るエース坂本選手が使用していると発表されています。



ジャスポの最終結論
使用したラケットは総檜7枚合板セプティアー(Nittaku)です。
メイス(Butterfly)のスピードを少しだけ落として、打球感に厚みを加えたようなラケットです。
グルーイング1回で使用しました。

ファーストインプレッション
「お〜使いやすいな」と、言うのが最初の印象です。
打球感がソフトで、シートの引っ掛かりも良い感じ(^-^) 回転系の技術は最高だろうと思います。
今回のレポートでは、スピードと回転のバランスに優れているか?と、いう点にも注目してみよう。

ドライブのスピード・回転量・コントロール性について
シートの引っ掛かりが良くて、打球時に“ボールを持つ感覚”に優れていると感じました。
フォアとバックの両方で使用してみた。
ジャスポの卓球には、バックハンドで使用する事が向いていましたね。
理由としては・・・バックハンドの目的が、多彩な球種で翻弄したいから(ズルイ卓球だと思われているかも?!)
ドライブにしても、スピード・回転・カーブなどの緩急を付けたいですからね(^-^)b

スレイバー・G2・FXは、スピードよりも回転・コントロールに優れていると思います。
擦り系ドライブは、コントロールと回転力が本当に優れています。
当て系ドライブは、ハモンド(この時のフォア面)に比べたらスピードに劣ってましたね。
こういう結果を見ると、テクニシャン志向、回転・安定志向の攻撃選手に向いているんでしょう。

ジャスポの勝手な技術用語説明
擦り系ドライブとは・・・ボールを薄く捕らえて、回転・安定性を重視させたドライブのこと。
当て系ドライブとは・・・ボールを厚く捕らえ前に押し出して、スピードを重視させたドライブのこと


サービスのスピード・回転量・コントロール性について
ドライブの項目を読むとスピードが出ないように思うかもしれませんが心配無用です。
サービスでのスピードは優れたものがありましたよ(^-^)
また、回転が掛けやすいので安定感もあるように感じました。
ショートサービスもやりやすく、サービス技術はオールマイティーにサポートしてくれそう。

ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
ツッツキは問題は無いです。
そして、ツッツキの形からフリック・横へ流す、と、いった、大好きなテクニック系技術(卑劣です(^_^;)
もやり易いですよ。

気をつけたいのはループに対するブロックです。
シートの引っ掛かりと反発力が高いため、ループドライブの処理を間違うと完全にオーバーミスでしょう。
ループに対して面をかぶせて強く弾こうとすると・・・オーバー。
ジャスポの取った対策は、押さずに面を下に向けて、“じぃ〜”っと、待つこと(^_^;
だってね、少しでも押すとオーバーしちゃうんですもん。
どうしても、スピードを出したい時にはネットにめがけて打つくらいの気持ちじゃないとダメなんでしょうね。

中陣での“しのぎ”をプレーした時に、高さ調整が付けやすいのはメリットなのですが、
相手コートでの伸びが欲しい。後10cmで良いからぁ!
しのいでいる時でも、相手コートのエンドライまで届いて、そこからグンッと伸びるような“しのぎ”が
できれば攻撃に転じやすいのですが・・・。
そんなに伸びが欲しけりゃ、もう1回グルーイング回数を増やそうかな?と、思うのでした。

こんな貴方にお奨めしちゃう
スレイバー・G2・FXの一番の売りは“使いやすさ”だと思います。
テンション系で、「使いやすい」と、言えば、カタパルトなども思う浮かびますよね。

しかし、スレイバー・G2・FXには・・・こういった魅力があります。
「ドライブ時の回転量」「独特な放物線」「破壊力と安定性」

初・中級者には十分すぎる性能を備えていると思いますし、ラリー戦を好み、ドライブバリエーション・
多彩なテクニックなどを重視したい選手であれば上級者でも満足するでしょう。
ジャスポのように「スピードが足りないと思えば」グルーイングで調整することも可能でしょうし、
もう少しハードな打球感が好みであればスレイバー・G2を使用してみるのも良いともいます。
(2005/10/28)

スレイバー・G2・FX(赤厚)はこちらのページから購入可能です。