ラバー重量測定
サンバNTEC(パッケージ) サンバNTEC(カット前のラバー)
サンバNTec(黒2.0mm)
重量を測ってみました。パッケージから出したばかりの重量は写真(右)のとおり。

カット前→カット後の重量は下記のとおりでした。
●黒2.0mm 『52g』→『36g』

開封前のラバー重量は次のとおり。
●MAX赤(73g)、黒(75g)
●2.0mm赤(73g)、黒(73g)
●1.8mm赤(69g)、黒(68g)
※パッケージ(紙)にも重量差がございます。
※上記の重量はレポート作成時に測定した値になります。
パッケージの仕様変更により、現在製造している商品との重量に差が出る場合もございます。

トップシート
サンバNTEC(トップシート)
サンバNTec(黒2.0mm)
サンバNTec(エヌテック)のトップシートは非常に柔らかくスポンジまで容易に食い込ませることができそうです。
玉突きをした感想は、回転よりもスピードを重視したシートの感触があります。
他のラバーでいうならばハモンド(Nittaku)のように、回転を掛けると「チッ!チッ!」とシート表面が擦れる音が印象的ですね。

スポンジの特徴
サンバNTEC(ブルーのスポンジ)
サンバNTec(黒2.0mm)
サンバ(JOOLA)の使いやすさを継承しながらも、サンバNTecではスポンジ弾性をアップさせたそうです。主役はブルーのスポンジでしょう。
斬新で良いですよね(^-^) 色がとっても綺麗です。(色と実力は比例するわけじゃないけどね(苦笑))
NTecスポンジの特徴は“超軟質”といってもいいくらい軟らかいです。
指で押しても、玉突きの段階でも、その軟らかさは感じ取ることができます。
心配なことが1点あります。軟らかすぎると強打・強ドライブの時にスポンジが潰れて飛ばない感触がするのです。
この不安材料が取り除ければ、軽いスイングでも十分なスピードが得られると思います。
試打が楽しみです(^-^)

ジャスポ最終結論

JOOLAからサンバNTecが発売されました。
一体何と読むのだ・・・?JOOLAさんに電話をした時に「今度発売になるサンバ“エヌティーイーシー”は〜」といってしまった。すかさず「エヌテックのことですね」と返答されてしまった(^_^;
なるほどね!NTec = エヌテック と読めばいいわけね♪
最近のラバーは読むことだけでも難しいです。androの“C.O.R.”も最初は「シーオーアール」と読んでいて、「コアと読むんですよ」と、教えてもらった(^_^;;
あっ!失笑しましたね。じゃー質問これは何と読むでしょうか?
■問い 「J.O.フラッシュグルー」

あらら、ちゃんと読めましたね。話の流れから「ジョーフラッシュ・・・」と読んでくれるかなぁ?と、
期待していたのですが、ハイ正解は「ジェーオー」です(^-^)
う〜ん、実に難しい。複雑に入り組んだ商品名です。
打球感だけは難解な商品名と反比例してもらいたいものです。
近日中に試打を行い最終結論をだします。(2005/12/10)


ジャスポの最終結論
使用したラケットはバンブーショット(JUIC)です。
上板に“竹”を使用しており、独特の打球感や強いインパクトでの“しなり”が魅力的なラケットです。
グルーイング1回で使用しました。


最終結論の前に…
最終結論が遅くなって申し訳ございませんでした。
12月10日にレポート作成をして1ヶ月間以上もほったらかし状態でした(^_^;
でもね、決してサボっていたわけではないのです。年末は雑務に追われ、年始は通常業務に、1月10日からは全日本選手権速報にと、忙しい毎日を送っています。
ようやく一段落ついて、レポートを行おうと卓球場に足を運んだのですが、手の感覚が鈍って思うようにプレーができず、2時間/4回の練習を重ねて、感覚が戻ってきたので最終結論を書ける状態になりました。
久しぶりに書くので文章表現が上手くできるか不安も残りますが最終結論を書きます。


ドライブ・スマッシュ(スピード・回転量・コントロール性)の攻撃技術について
NTecの特徴は軟らかい打球感だと思います。
ドライブはやりやすく、スピードが出るというよりも、よく飛ぶという印象です。
軽く当てただけで自分が思った以上に飛びますよ。飛びすぎてしまうことも有
また、ラバーが軟らかいため、強くインパクトすると、食い込みすぎて返球が浮くことがあります。浮くすることを計算に入れて、かぶせようと面を作るのですが上手くいきませんでした(^_^;
このラバーは、強いヒッティングをする選手には向いていないと思います。
初級から中級、もしくは非力だけど威力を出したい中学生・レディース選手、昔は強いヒッティングだったけど今では・・・というオジサン選手(失礼な言い方だなぁ)に向いているかもしれませんね。


ツッツキ・ストップ・ブロックなどの守備技術について
飛びすぎる点は守備技術でも同じでした。
ツッツキやストップも入れるだけならば問題ないのですが、ツッツキなどで回転を加えるために鋭いスイングをすると“ぼよ〜ん”とオーバーすることが(苦笑)
ブロックでは、横へ逃がしたり、トップ回転を与えるなど、テクニック系ブロックは良いのですが、一発決めたいカウンター系ブロックは、攻撃時同様に食い込みすぎてオーバーすることがありましたね。


サービス・レシーブのスピード・回転量・コントロール性について
サービスは、フォア/バックともに試してみたのですが、両方ともやり易かったです。
ジャスポの場合は、メインがフォアサービスとして使用しています。
回転系、スピード系、ロング、ショートと一通りを、実戦で使用してみましたが良いですよ(^0^)
「何が良かったのか」って? ジャスポの言う良かったという表現は「自分のイメージ通りのボールを送ることができる」という意味です。
自分が思いどおりのサービスが出来るほど、試合を楽に進められますからね。
レシーブは、相手のボールがドライブやスマッシュといったスピード威力よりも回転の威力が大きいですから、食い込みすぎることもなくイメージ通りのボールを送ることができました。
ここではラバーの軟らかさが功を奏し、相手サーブの回転威力を殺したり、反発させたりと多彩な技術に対応できました。



こんなラケットに相性が良いのでは
サンバNTecが軟らかいラバーですから、一般的にはカーボンなどの硬いラケットが相性が良いと思います。
今回の試打もバンブーショットより硬いラケットを使用していれば、食い込みすぎてオーバーが減っていたと思うのです。機会があればカーボンラケットで試打してみたいものです。
※ 選手1人1人が、プレースタイル/技量/体格/筋力/考え方/など違うわけですから、
全員にとって “この相性が最高”と、いうことはないと思います。



こんな貴方にお奨めしちゃう
フィーリング重視のラリー派選手向き
初級〜中級が使用するとすれば、ちょっと背伸びをしたかな?と、いう感じのラバーです。
上級者が使用するとすれば、水谷選手のような、フィーリングを重視する選手に向いているでしょうね。
間違ってもジャスポのような力任せの“一発ブチ抜き型”は使用を控えましょう。
・・・?間違ったぞ、“一発ブチ抜けてない型”だ(笑)
大切なのは自分自身のプレースタイルを理解して、スタイルに合ったラバーかを適切に判断することです。 (2006/1/24)

サンバNTec(黒2.0mm)はこちらのページから購入可能です。