レポート前書き
坂本竜介/福原愛(青森大/グランプリ) vs. 山城譲二/大畑奈保子(原田鋼業/中国電力)
原雅彦/杉田早苗(専修大) vs. 小野竜也/山崎知春(明治大/青山学院大)
阿部一博/阿部恵(早稲田大/青山学院大) vs. 中野祐介/渡辺裕子(早稲田大/中央大)
足立卓也/福岡春菜(明治大/日本大) vs. 渡邊隆司/藤井聖子(東京アート/サンリツ)

福原組の連覇がなるのか? 決勝は明日17時30分開始予定。

Today's福原愛
まさかの敗北に呆然とする
まさかの敗北に呆然とする

大きなため息が体育館を包んでいた。
しかし、その声すらも福原選手の耳には届いていなかったかもしれない。 試合後の福原は一体何を思う。

混合ダブルス、決勝は坂本/福原vs.足立/福岡
混合ダブルス、決勝は坂本/福原vs.足立/福岡

 混合ダブルス準決勝、坂本/福原組は小野/山崎(明治大/青山学院大)を下し、昨年に続く決勝進出を決めた!
福原が出足の1セット目からフォアドライブを2本連続でフォアストレートに打ち抜けば、坂本もバックハンドのレシーブで完全に相手を翻弄。
特に右利きの相手のバックサイドへ流すような、下回転の入った坂本のバックレシーブは出色だ。
準決勝のもう一試合、学生ペア同士の対決は、足立/福岡組(明治大/日本大)が阿部一博/阿部恵(早稲田大/青山学院大)の兄妹ペアに勝利。
決勝の対戦カードは坂本/福原vs.足立/福岡と決定。
●混合ダブルス準決勝
坂本/福原 9、3、7 小野/山崎
足立/福岡 6、7、−7、9 阿部/阿部

強さ際立つ。坂本/福原組はベスト4入り
強さ際立つ。坂本/福原組はベスト4入り

 やはり、このペアの強さは群を抜いていた。
混合ダブルス準々決勝に登場した坂本/福原組。
出足からグングン飛ばし、なんと第2セットは11−0のラブゲーム!
あまりの強さに報道陣や観客席からため息がもれるほど。
「普通のプレーができれば、優勝できると思います」という昨日の愛ちゃんのコメントも納得だ。
2連覇まであと2つと迫った。

常に冷静な2人
常に冷静な2人

ラブゲームを決めたカウンター
ラブゲームを決めたカウンター

試合速報
まさかの試合展開、優勝はストレート勝ちで足立/福岡組!
まさかの試合展開、優勝はストレート勝ちで足立/福岡組!

 それは信じられないような試合展開だった。
これまで圧勝で勝ち上がってきた坂本/福原組の強さが、完全に陰を潜めた。
坂本が福岡のツブ高レシーブ、変化サービスに手こずり、福原も波に乗り切れない。
試合運びが淡泊になり、坂本が無理な強打にいってミスを連発した。
坂本/福原組が敗れる時の典型的なパターンだった。最後は福原のレシーブがオーバーミス、観客席から大きなため息がもれた。
逆に足立/坂本組は気合い十分、会場の明治大・日本大の大応援団の声援をバックに好プレーを連発。
貴重なチャンスをしっかりとものにし、見事混合ダブルスのチャンピオンに輝いた。

●混合ダブルス決勝戦
足立/福岡(明治大/日本大) 8、5、11 坂本/福原(青森大/グランプリ)

 また、1回戦で全日本シングルス通算92勝目をあげた斎藤清(埼玉県教職員卓連)は、2回戦で川嶋崇弘選手(豊姫一番)と対戦。
 川嶋選手の中陣からの粘りに苦しめられたが、最後まで体力と集中力途切れることなく、ゲームオール15−13という激戦を制し、通算93勝目を手にした。

世界ジュニア勢は指定席どおりベスト16へ
世界ジュニア勢は指定席どおりベスト16へ

 さすがに一段も二段も格の違う強さだった。まずは界ジュニア・男子団体の優勝メンバー、水谷と高木和。
水谷は相手の攻撃をすっぽり包み込むような攻守で、右ペンドライブ型の金山のフォアドライブを封じた。
高木和の前陣攻守は流れるようにスムーズで、打球点も非常に高い。
そして大矢のフルスイングのフォアドライブは、他の日本選手にはない迫力を持っている。
今年のジュニアは実にハイレベルだ。

●男子ジュニア4回戦
高木和(青森山田高) 3、6、−8、6 清野(愛工大名電高)
大矢(青森山田高) 5、7、3 森門(青森山田高)
水谷(青森山田高) 8、7、3 金山(北海道尚志学園)

斎藤清、92勝目をあげる
斎藤清、92勝目をあげる

全日本8回優勝を誇る鉄人・斎藤清。1回戦で小林湖希(松商学園)をストレートで破り、全日本選手権通算92勝目をあげた。
「昨年末に全国教職員大会があって、練習を12月中旬からしっかりやれていたので、調子は上々。
次は前回対戦の時に負けている川嶋君(豊姫一番)なので、リベンジしたいですね」
斎藤清 3、4、2 小林湖希

今日から男女シングルスがスタートした。
一般女子シングルス出場最年少の石川佳純は、1回戦で奥村ひとみ(愛知工業大)と対戦。
1ゲーム目こそ落としたものの、続く3ゲームを連取し初戦を突破した。
次の2回戦では、藤本由起子(東芝メディカルシステムズ)と対戦する。

石川佳純 ミ8、6、8、7 奥村ひとみ
石川佳純(ミキハウスJSC)初戦突破
石川佳純(ミキハウスJSC)初戦突破

大会情報
戦いはすでに始まっている?
戦いはすでに始まっている?

会場に設営されたラバーの張り替え所。試合を前にした緊張感が伝わってきますね。


選手情報
水谷選手最高の出足
水谷選手最高の出足

力の差を見せ付けた水谷選手、技術・メンタル・試合運び全てにおいて対戦相手を圧倒していた。
世界も注目するミラクルボーイが台風の目になるか?!

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